鍵を交換する理由は人それぞれ

みなさんは家の鍵を交換した経験はありますか?あるという方は、おそらく、鍵を紛失したり、誰かが合い鍵を持っていて、でもその人に家に入られたくない人などではないでしょうか。
私は以前、一度だけ鍵を交換したことがあります。
理由は、鍵を失くし過ぎた事です。
大雑把な性格の私は、いつも決まった場所に鍵を置くなどという習性がなく、どこかに置いては見つけられず、ということを繰り返し、その度に不動産屋さんに新しい鍵をもらっていました。
5回目くらいに失くしたとき、不動産屋さんに怒られました。
「誰かが、その鍵を拾って、家に侵入してきたらどうするんですか?」と。
確かに言われてみればそうかもしれませんが、「そんなことする人はきっといないでしょう。
大丈夫です」と楽観的に答えました。
ところが、不動産屋さんの言い分としては、何かあってからでは遅いから、鍵を交換して欲しいというものでした。
一応私も一入居者の身であるので、不動産屋さんの言うことに従わざるを得ず、鍵の取り替えに了承しました。
しかも、鍵を失くしたのは私であるため、鍵の取り替え費用は私持ちとなりました。
まあ、自業自得ではあるのですが、実費で鍵を直したのは、生活面でかなりの痛手であったため、鍵を取り替えてからは、1年経ちますが、まだ一度もなくしていません。
人間というのは身銭を削る経験でもしないと、事の重大さがわからないんでしょうね。
最近になって、この話を会社の同僚にしたのですが、その同僚は付き合っていた恋人に合い鍵を渡していて、いろいろあって別れたあと、誰かが家にはいった形跡があるということがなんどもおき、気持ち悪くて鍵を交換したそうです。
その話を聞いたときはぞっとしました。
その人の場合も実費で鍵を交換したそうですが、私の場合とは違い、いくらお金を払ってでも自分の身の安全を確保することしか考えていなかったんでしょうね。
鍵というのは、単に家を締め切るためにあるのではなく、自分の命を守るためにあるんだなと痛感しました。