どこの街を歩いていても、見かけるのが「かぎ」と大きな文字で書かれた看板です。
地味なところに掲げられており、決して店内が綺麗に清掃されているとも言えず、入りにくい雰囲気を漂わせています。
一般的に鍵屋と呼ばれているお店ですが、そのお店が活動しているところをあまり見かけたことがありません。
しかり、実際では私たちの安全を支えている重要なお店なのです。
というのも、鍵というのは防犯セキュリティーの最大の要といってもいいでしょう。
その開錠・交換などを行っているのが鍵屋なのです。
もしも、自宅の鍵を紛失してしまったとき鍵屋がいなければ、家に入ることができません。
たとえば、防犯セキュリティーを高めようと思っても鍵屋がいなければ、鍵の交換もできないわけです。
このように、決して目立たないところですが、私たちのセキュリティーのために欠かせない存在です。
また鍵屋を必要としているのは、決して市民だけでありません。
それ以外にも、行政も依頼することが多くあります。
たとえば、一人暮らしをしていた高齢者の姿が見かけなくなったから、民生委員や警察といった行政が入ろうとしても鍵が掛かっていたら入れません。
そこで鍵屋の出番となります。
鍵を壊すことなく、家に入ることができるわけです。
もしも、そこで高齢者が倒れた状態だったら命も危なかったかもしれません。
他にも、行政と一緒になって泥棒などの犯罪を撲滅キャンペーンに協力することもあるのです。
市民に対して鍵の知識を教えたり、最新の鍵の交換を勧めたりします。
最新の鍵に交換することで、泥棒が不法侵入できなくなり犯罪が激減するというわけです。
このように、何気なくある鍵屋ですが、鍵の開錠や交換といったシンプルな仕事ながら、その活躍の場は広いのです。
市民の依頼もあれば、行政からの依頼もあります。
もしも、このように鍵屋がいなければこの社会は成り立たないといっても過言ではないかもしれません。